2021 -4月 Vol.3
APS-CのXE4用に35mm付近の画角が欲しかったので、Youtubeなどで多く紹介されていた安価な中華レンズ Pergear 25mm f1.8 を購入してみました。そのお値段は約8,000円。Xマウント用なのでアダプタも必要なく、装着感は非常にコンパクトで重さも金属製ながら195gと軽量。このお値段とは思えないしっかりとした作りではありますが、カメラに装着してみると刻印されているメモリ軸がセンターに合っておらず、5mmほどズレていました。また、フォーカスリングのトルクが少し重く、絞りリングはクリック感が無いので不意に動かしてしまうかもしれない懸念がありますが、それでもこのお値段なら許容範囲と言えるのでは無いでしょうか。
実際の写りがこちら。殆どが開放撮影しています。
色味についてはフィルムシミュレーションを使って撮影しているものはあまり参考になりませんが、印象としてはNOKTON Classic に近い雰囲気です。
強いクセが出たのはこのカットくらいでしょうか。
ピンが甘くても雰囲気は良いですね。
開放でもピントはシャープですしボケも綺麗だと思います。
正直なところNOKTON Classic 35mmをf1.8に絞って使ってもほぼ違いは分からないと思います。
写りに関してはお値段以上で間違い無いですね。全然普通に使えますし、普段使いなら十分です。ただそれでもやっぱり所有感としては弱くてこれをメインで使う事は無いと思いますが、気分転換に楽しむといった使い方には十分お勧めできるレンズだと思います。
2021 -4月 Vol.2
天気の良い週末。FUJIFILM XE4 に NOKTON Classic 35mm f1.4 をつけて撮り歩き。
新緑が美しい。
逆光気味で狙っても何故かZ6で見られる様な派手なフレアが思った様に出てこない気がします。APSCだとクセの出方も変わって来るんでしょうか。
青空が綺麗で気持ちいい。
この辺りのチューリップはそろそろ見納めになりそう。
FUJIFILM XE4 × NOKTON Classic SC 35mm/F1.4 Ⅱ
NOKTON Classic自体も幅のある写り方をするレンズなのに、XE4のフィルムシミュレーションまで選択肢が広がると、被写体によって考え選ぶことが楽しくもあり、迷いもありでこれはこれで新鮮な体験です。カメラ自体は使い慣れてきたものの、気になる点もあって、何故かシャッターを切ってもシャッター音が鳴らない事がたまにあります。何となく空など遠景に向けて撮影する時にこの現象が出やすい様な気がしますが原因が分かりません。XE4はこのサイズにしては割としっかりとしたシャッター音と振動が伝わるのですが、これが一切なく無音のまま手応えも全くありません。それでも撮影は出来ているので問題は無いのですが気にはなります。また、ファインダーの見え方で、シャッターを切る瞬間の前と後で色が違ってしまう事がたまにあります。この現象はまだ数える程しか出ていませんが、こちらも理由が分かりません。単にXE4とNOKTON Classic レンズとの相性の問題なのかも知れませんが、もしFUJIユーザーの方でどなたか原因をご存知の方がいれば情報頂けると大変助かります。
2021 -4月 Vol.1
先日ようやくSHOTENのマウントアダプターが手に入ったのでVMマウントのNOKTON Classic 35mm f1.4 を装着。手にした感じもベストバランスで、もうこのルックスだけで大満足です。
いつものNOKTON Classicの写りにクラシックネガの色味が非常によく合います。
EVFの見え方はメインに使用しているNIKON Z6の自然な見え方に比べるとは遠く及びませんが、拡大表示も合わせてピントピークはしっかり確認できますし撮影に困ることはありませんでした。MFでも十分使えるバランスだと思います。
この緑の色味は綺麗ですね。
35mm換算で54mm相当。使い慣れたレンズの画角が違ってくると少し新鮮でもあります。
操作感についてはやっぱりボタン類が小さ過ぎるのとフォーカスレバーの位置が低すぎますね。右手のグリップ感が足りないところにNOKTON Classicのフォーカスリングはツマミ操作なので左手側もレンズ筐体をしっかりと握り込めず、ファインダーを覗きながらの操作が不安定になりやすい印象です。
XE4本体には手振れ補正は付いていませんのでMFでのブレの懸念もありましたが、今の所日中に使う分には全く問題なさそうです。
FUJIFILM XE4 × NOKTON Classic SC 35mm/F1.4 Ⅱ
正直なところ、ルックス重視でMF撮影では実際にはもっと使いにくいかと覚悟していましたが、普段使いのスナップ程度であれば十分楽しく撮影できそうなので安心しました。これで暫くはまた楽しめそうです。
2021-3月 Vol.3
暖かい日が続き関東の桜もほぼ満開に。この日は近所の公園や川沿いの桜を眺めに出かけました。今回もカメラはFUJIFILM X-E4にXC-15-45mm f3.5-5.6での撮影です。
この数日で桜と共にチューリップも見かける様になりました。
チューリップはデザイン性が高く色も鮮やかなので写真映えしますね。
桜の主張し過ぎない存在感は人工物との相性も良く、どんな景観にも馴染む不思議な魅力があります。
ここからは近くの川沿いの桜並木です。天気も良かったのでそこそこの人出。
シャッターを切る瞬間だけ立ち止まり、サクサクと進みます。
この様な移動しながらのシチュエーションでは小型でAFでの撮影がテンポ良くて楽しいですね。
今の所のXE4使用感としてはやはり操作系のボタン類の使いづらさがマイナスポイントで、特にフォーカスレバーの位置が低くてカメラの握り位置を都度変えないと親指が届かず、やや扱いにくい印象です。(そのレバーも小さな突起でしかなく面では無いので使いやすい形状とは言えません。)そのレバー位置まで親指を下げると親指の付け根が浮いてしまうのでグリップの無い本体を支える力が得られず不安定になります。その不安定さ軽減のためにサムレストを付けるのですが、付近の「Q」ボタンが押しにくくなるのは仕方ないとしても、それ以上に使用頻度の高い露出ダイアルが回しにくくなる事にはストレスを感じました。物理的な問題は慣れでは改善しないので実用面においてはこの辺りの設計については少し疑問を感じます。
それでもやはりこのサイズ感と軽さによる取り回しの良さ、上位機種と同じセンサースペックと撮れる写真の質を考えると非常に魅力的で個人的にはこれまでとは違う撮影の楽しさを得る事ができていますし、シンプルなこのルックスも気に入っています。来週以降にはMFレンズを試すことが出来そうなのでこちらも楽しみです。
2021 -3月 Vol.2
先日新しいカメラを購入しました。ミラーレス機では初めてのFUJIFILM X-E4です。購入理由としては手持ちのNOKTON(VM)などのマニュアルレンズをもう少し手軽に持ち出して使いたい、というもの。ちょうどタイミング的にX-E4が発売直後で話題になっていた事もあり、小型軽量というコンセプトに興味を持ちました。そして何よりそのレンズとの見た目の相性は(公式がイメージ画像を出すくらい)これ以上無いであろうという期待も込めて。FUJIFILMのカメラやレンズの知識は全く無かったので、その使い勝手は勿論、代名詞とも言えるフィルムシミュレーションなどについてもこれから試行錯誤していく事になります。
iPhone11 Pro.
何はともあれ、NOKTONレンズを使うためVMマウントの変換アダプターが必要なのですが、ヘリコイド付き(BK)の商品がどこも売り切れで入手出来ず...。しばらくはキットレンズのXC-15-45mm f3.5-5.6のみでの運用になりそうです。
作例は以下の通り。一部トリミングしていますがjpg撮って出しの画像です。
ひとまずフィルムシミュレーションの加減などを確認しつつ撮り歩いてみました。主に使ったのはPROVIA/スタンダード、Velvia/ビビッド、クラシックネガの3種です。クラシックネガはFUJIユーザーが多く愛用されているモードの様で作例なんかでよく見かける色合いです。特に赤色が朱っぽく、緑がビリジアン系に再現されて文字通りクラシカルなフィルム調の雰囲気になります。
こちらはVelvia/ビビッド。くすみ気味のクラシックネガなどから切り替えて使うとビックリするぐらい鮮やかです。
発色はかなり綺麗ですが、彩度、コントラストが高すぎる印象なので使う場合は少し抑える必要がありそう。
ACROS。フジ機はモノクロも定評があったと思うので意識的に使ってみたいところ。
ローパスレスの恩恵か、キットレンズでも解像感があって細い線も再現されています。
被写体の質感表現も良いですね。
PROVIA/スタンダードも自然な色調で綺麗です。
キットレンズですが良く写ります。でも海外の様にXF27mmF2.8 R WRパンケーキレンズの方がX-E4との相性は良かったかな。
こういった色調は古いトタンや錆などの被写体にはハマりますね。
シミュレーションの個性的な色調ばかりに目を惹かれがちですが、スタンダードの純粋な写りもかなり綺麗です。
プロダクトとしてのFUJIFILMのカメラデザインは好みではあるのですが、このX-E4に関しては正直なところ操作系のボタンやレバー類のサイズや使用感についてはかなり使いにくく、またグリップが無いのも慣れません。サムレストも別途購入して試してみましたが多少は改善するものの、操作系がさらに厳しくなるので手放しでお勧めし難い印象です。(私の手が大きい事と、慣れの部分もあると思います。)それでもこの軽さとサイズ感は気軽に持ち出す気にさせてくれますし、何よりその写りは期待以上の物でした。
フィルムシミュレーションでの色調についても使い過ぎるとすぐに飽きてしまうのでパラメータを調整しつつ、出来るだけ自然なスタンダードを中心に使っていければ思っています。
iPhone11 Pro.
今後はこのFUJIFILM X-E4とメインのNikon Z6を使い分ける事でお散歩撮影のモチベーションが上がります様に。
2021 -3月 Vol.1
気が付けば3月。昨年の3月から在宅勤務が始まりちょうど1年が経過。良くも悪くも今の生活に慣れてしまって元の通勤生活にはもう、戻れない気がする。
こういう被写体を見つけられると楽しい。
犬は表情があっていいね。
RAW現像だけど思いっきりアンダーに振り切ってみても面白い。
このレンズらしいクリアな写りが綺麗。
猫は表情が読めない。(見えない)
Z6 × NOKTON Classic SC 35mm/F1.4 Ⅱ
撮影は楽しいけれど、毎回同じご近所エリアばかりだと流石にマンネリ感もあったりで何か少しは変化をつけたいと思う今日この頃。自粛期間もまだ長引きそうだし、モチベーション維持のための投資も考えてみるかなぁ。