6月 Vol.2
関東も梅雨に入り、昨日に続き今日も雨。二日続けて一歩も外に出ないのもストレスなので小雨のタイミングを見て少しだけいつもの散歩へ。レンズは先週に続いてNOKTON 40mm f1.2。雨で傘をさしつつのマニュアル撮影です。
近場で目にする紫陽花が悪くなる前に撮影しておきたいというのもあって無理やり出てきましたが、意外となんとかなるもので雨だから出られない、という事はなく不便はあるものの短くも楽しい時間を過ごせました。
雨に晒されてこその色合いもあり。
紫陽花はアンダー目の方がしっとりと存在感を持って馴染む気がする。
濡れた黒いアスファルトは紫陽花との相性が良い。
塀を越えて伸び上がる紫陽花群。グラデーションが美しい。
Nikon Z6 × NOKTON 40mm/F1.2
このNOKTON 40mm f1.2の使用感については前回と同じで、使用感についてはZ6とのバランスも良く非常に気に入っています。が、撮影直後にカメラのバックモニタで確認する限りはイメージした絵が撮れていると思えるのですが、これが撮影後に撮って出しのjpgデータをパソコン画面で確認すると何とも手応えのない写真に感じられ期待していたアタリがありません...。
なのですが、LRでいつもの様に微調整を入れた現像をしてみると途端にイメージした絵に変わるのです。これはこれまでの他のレンズでは無い感覚で、見直して目に止まらない写真は手を入れても基本的に一定以上は良くならないのですが、このレンズで撮った写真はどれもスッと、無理なく自然に整う感じがします。
前回「ちょっと違うかも」と感じたのは私が見てきた作例との印象の違いでした。ただ、それは作例の殆どがSONY機やLeicaで、ニコン機やZ6では無かったせいかもしれません。カメラとレンズの相性で吐き出される写真にどれだけの違い出てくるのかは分かりませんが、今回の使用でこのレンズとの付き合い方の取っ掛かりに気付けた気がします。(勿論、実際にはそんな素人目に見て分かる程「違わない」のかもしれませんが、あくまで私個人の主観です。)
結果として掲載している写真は大変気に入っていますし、他の手持ちレンズとはちょっと違う個性が実感できて今後の持ち出しが更に楽しみです。